クラウチングスタート

京都アクアリーナの練習会に参加。

一応、普通のメニューもやってるけど、主目的はスタート練習。


今年の日本選手権で導入された後方にブロックがついたスタート台。

あのスタート台で両足そろえたグラブスタートって、意味ないもんねぇ。


日本選手権で50m自由形日本記録を出した岸田選手は、新スタート台をうまく使ってました。


抜群のリアクションと、鋭く突き刺さるような入水。

初速を高めて、それを泳ぎのスピードにつなげる。


これ、競泳ではすごく重要なポイント。


陸上の短距離走は、スタートしてから段々加速するもの。50m走のタイムを2倍するより、100m走のタイムの方が速くなる。


競泳はスタートした瞬間がスピード最大。

入水してからはスピードは落ちる一方。


だから、初速の最大化と、その後の減速の最小化が重要。


ブロック付きのスタート台がマスターズで導入されるかは分からんけど(いちいちブロック位置の調整をしてたら進行が遅くなる?!)、実業団の大会ではいずれ導入されるだろうね。


ブロック付きのスタート台で練習するのは難しいけど、少なくともクラウチングスタートはちゃんとできるようにしとかないと。




◆テーマ:クラウチングスタートの練習

距離×本数×セット サークル、セットレスト 内容
W-up 50 x 4 @1'15 Fr
25 x 8 @'45 IM-O
Kick 25 x 12 @'40 Fr4, Fly4, Br4
Easy 50 x 1
Pull 50 x 4 @1'30 Fr w/PB : 36"-37"
Easy 50 x 1
Main Set 50 x 3 x 3 SR=1'30?   
1s @1'10 Br
2s @1'30 Br
3s @2'00 Br
Easy 50
Rest
Start 25 x 12 @2'-3' Br
C-down 200

※メニューの説明はこちら ⇒ メニュー用語 091031.xls 直

水着はラバーのロンスパ。
ほどほどの人でもついていけるメニューだから、サークルは余裕。

サークル長いのを利用して、プルはハードに。

メインセットは1sがアベレージ、2sがディセンディング、3sがMaxというような指示だったけど、ディセンディングとか無視して、1本目から攻め!

1sから38"-39"で入ったけど、2s、3s上げきれず、ずっと38"くらいでした。


ここでプールの水深を1.1mから1.4mに変えて、スタート練習。

最初1本はグラブスタートで、あとはひたすらクラウチングの練習。

2年前にクラウチングを練習したときは後ろ足に体重をかけるようにしたけど、今回は前足に体重をかけるスタートの練習。


◆注意したポイント
・右足と左足の間隔は、左右方向は開き過ぎず、前後方向は離すように。
 (左右方向開き過ぎないのは、スピードマスターズで模範泳法をしてくれた河本耕平選手のスタートを真似て。開き過ぎないことで、両脚の力を効率よく前方へ移せると分析。前後離すようにしたのは、自分の身体がでかいから。)
・後ろ足を蹴りあげることでストリームライン姿勢に。
・遠くに飛ぼうとせず、近めでいいから、突き刺さるイメージで入水。

結構、いい感触でした。 (^O^)/

なんとなく、リアクションは速くなってる感じ。
入水時の感覚では、入水スピードは間違いなく上がってるはず。

反省点は二つ。
・まだ安定していないので、飛ぶたびに右や左にずれたり、傾いたり。
・脚がずれたまま入水しているので、抵抗になっているかも。


来週の大阪マスターズオープンで試してみよっと!


ビデオでトップ選手のスタート研究して、速くなるぞぉっ!