強かった。
58"71は速い。高速水着で出された世界記録58"58まであとわずか。
来年のロンドン五輪では、58秒台前半の戦いになるだろう。
北京五輪のときはスタート、ターンでリードできた北島康介。
外国勢が研究して、スタートもターンも上達したのだろう。北島はアドバンテージを取れなくなっていた。
表彰台に上がった3人のうち2人、ダーレオーエンとファンデルバーグ(南ア)は、北京五輪後に志願して、北島康介・平井コーチの元で練習をしていた時期がある。
ライバルを受け入れるのは中々できることではなく、寛大で素晴らしいことだ。
しかし、本家としては負けたままではいられないだろう。
ロンドン五輪まで1年。どうやって巻き返していくのか。